昨日からTVではトリノオリンピック、女子フィギュアスケートで金メダルを獲得した荒川静香の映像をずっと流していますね。
オリンピックに限らず最近は、格闘技イベントの「K-1」や「PRIDE」にしても、試合そのものよりも、様々な付加情報を付け足して、視聴者の気持ちを盛り上げる演出の花盛りですが、あれってどうなんでしょうか?
私は、選手がいかに艱難辛苦でドラマチックな時間を経て、その試合に辿り着いたかよりも、試合そのものをじっくり観たい。
ご両親や母校の応援風景を流す時間があるのなら、激戦を勝ち抜いて世界中から集まった選りすぐりの人々の試合や演技をしっかり見たい。そういうスゴイ連中の上に立ったという“厳粛なる事実”を自分自身でみて、これがオリンピックの金メダルなんだ、という価値を確認したいですね。
こういった意識を持ち、世界との差を具体的に感じなければ、いつまで経っても、「島国根性」から抜け出せず、世界を相手にすることは絶対無理だと思います。無論スポーツに限らず、ビジネスも政治も同様ですが‥‥。
金メダルの演技は最高でしたが、その前の練習時の荒川静香の様子が格好良かったなあ。静かな自信というか、言葉で表現できない力が体中からあふれ出ていました。
【おまけ】: きっと「イナバウアー」が、一瞬の流行言葉になるのだろうなあ‥‥。