デジタル・ディバイド(情報格差)については、いろいろなところで、既に問題提起され、話し合われています。
外務省のページでは、「一般に、情報通信技術(IT)(特にインターネット)の恩恵を受けることのできる人とできない人の間に生じる経済格差を指す」と、このデジタル・ディバイドのことが説明されています。
“経済格差”と明確にしているのは、大事なポイントです。こと日本に限って言えば、“情報格差”は人災です。
デジタル・ディバイドをなくすことは決して難しくありません。その唯一の方法は、“情報”の価値をしっかりと認識することです。光回線のインターネットを引くこと、イコール、デジタル・ディバイドの解消ではありません。情報の持つ力、そして怖さを知り、どのように自分たちに、そして世の中に役立てていくかを考えることが重要なのです。
ITは、単なる手段です。
情報を有効に利用する手段に過ぎません。インフラはもちろん必要ですが、情報をどのように活用していくか、という設計図がなければ、ブロードバンド・インターネットも役に立ちません。
大人も子どもも、役所の人も、会社員も、農業、漁業、サービス業の方も、ましてや教育に携わる人は、情報の価値と、世界中と繋がっているネットワークが存在することを、もう一度自分自身の問題として考えてみられることを、強く!お勧めします。